中郷小学校の宝物『中郷小カルタ』
初版「中郷小かるた」は、今から17年前の1984年(昭和59年)当時、子ども達の話し合いの中から、遊びながら自分たちの生まれた子持村や中郷地区をよく知るために、かるたを作ろうということで、昭和59~61年度のかるたクラブの6年生が3年がかりで、1987年(昭和62年)2月に完成させたものです。その間、読み札や絵札は、何回も何回も書き直したそうです。そして、当時、上毛新聞社にお勤めの中組の中野卓也さんのご指導を頂きながら、先生方やPTAの方等多くの方々の協力と努力によって完成したのです。
ところが、その当時たくさん作っておいた「中郷小かるた」が、2年前よりわずかしか残っておらず、このような先輩達の「中郷小かるた」への思いと努力の灯を消すわけにはいかないと考え、再版発行に至ったわけです。 再版のためには、多くの資金が必要になりました。今までの「かるた」を売った基金、本年度PTAの方々のバザー開催による純益金、本校出身者である「故斉藤春雄さん」の貴重なご寄付により、今年度の発行に間に合うことができました。
このようにして、皆さんの先輩達が苦心して作りあげた「中郷小かるた」を遊びの中で、あるいは勉強の中で生かし続けていってほしいです。そして、子持村や中郷地区をよく知り、美しい自然を大切にしたり、郷土や母校を愛する気持ちを育んでほしいです。
どうぞ、皆さん、群馬県の『一郷一学』にも登録されている、この「中郷小かるた」を末永く愛し、大きく育てていって下さい。
2001年(平成13年)12月10日 子持村立中郷小学校長 横田 紀子