子持地区
位置 東経139度1分,北緯36度31分,標高210m(役場)面積4100ha,東西6.3km南北9.84km
子持山(1296m)の南面,利根川と吾妻川の合流地に広がる農村地だが,近年の道路整備等により宅地化や大型店の進出が著しい。
学校給食
1982年(昭和57年)に食堂が完備され,児童が学年・学級を越えて,ひとつのテーブルで給食を楽しく食べた。平成26年度から毎月1回食堂給食を再開した。また,平成26年2学期から中井に学校給食北部共同調理場が稼働している。
音楽集会
毎月行われる音楽集会では,毎回趣向を凝らした歌と各学年の出し物で盛り上がっている。その結果,歌うことが大好きで大きな声で校歌が歌える子供たち育成されている。
沼田街道西通り
利根川の西岸を通る沼田街道西通りは,江戸中期以降,多くの人が通行するようになった。特に上白井地区には,御前神社境内の花塚とその先の石仏群,良夜塚(りょうやづか),百番供養塔など文化財が多い。
後藤貞三郎
中郷中組の人 1868年(明治元年)貞三郎は病弱の両親を弟妹と力を合わせて看病をしながら,大黒柱となって家業の農業に励む。その親孝行ぶりが世に伝わり,1882年(明治15年)10月,国から緑綬褒章が授与された。
図書館まつり
毎年11月,児童に多くの本を楽しんでもらうため「図書館まつり」を実施している。期間中は,①一人2冊貸出,②読書クイズの実施,③児童図書委員による読み聞かせやお話クイズの実施,ブックトークやパネルシアター,④外部団体による読み聞かせなどにより大変盛り上がっている。
キゴ作
中郷小のキャラクター「キゴ作」は,子持地区の特産であるこんにゃくいもの"赤ちゃん"生子(きご)がモチーフである。女の子「シンメ」は,こんにゃくの木が倒れた後の新しい芽がモチーフである。児童や保護者に愛されるキャラクターになるべく掲示物や配布物に登場している。
綾戸隧道(ずいどう)
江戸時代,年間を通して南から沼田へ物資を運ぶ道が必要であった。そこで,後藤文右衛門は江舟(沼田)の事業を引継ぎ,資材を投じて綾戸に人も馬も通れる穴道(隧道 延長17m,幅2.4m,高さ2.4m)を完成させた。げんのうを使い岩盤をくり抜く難工事は,20年かかった。
空恵寺の山門
上白井長峯にある空恵寺は806年建立。その後白井城主長尾氏のぼだい寺となる。
境内に長尾氏代々の城主の供養塔がある。山門は元禄年間(1700年ごろ)に建てられたもので,1955年(昭和30年)群馬県指定重要文化財になった。
校章・校歌
旗の中央の校章は,山は子持山を,両側の翼は中郷小の発展と飛躍を表す。中井出身の千明武氏の作。校歌の作詩は元中郷小学校長田中義夫氏,作曲は群馬大学教授の後藤重樹氏。校章・校歌とも中郷住民から募集し,1965年(昭和40年)制定された。
並木道
国道17号の子持入ロの信号から子持神社へ通じる村道。約700mの両側に桜・かえで・つつじ等数百本と樹齢3,400年の老松が続く。子持村の名所の一つで,桜の一咲く4月下旬を最高に四季を通じて関東平野を見下ろす風景はすばらしい。
お茶工場
前田向の農協子持支所の隣にある。1974年(昭和49年)に新農村振興事業として創設。お茶生産組合,組合員数192人,お茶生産量は生葉1.5t~2t。製品はその5分の1程度。お茶委託加工利用者は,北群馬郡,渋川市,赤城村,北橘村にも及んでいる。
※5年生は,茶畑とお茶工場の見学を行っている。
中郷小PTA
中郷小学校PTAは父母と教職員が協力して,家庭と学校と社会における児童・青少年の幸福な成長を図ることを目的としている。そのために,よい父母,よい教師になり,児童の校外生活を指導し,よい生活環境づくりに努めている。
長尾景仲
長尾氏が白井に居をかまえた1256年(康元元年)から約150年を経て,室町時代,長尾景仲は白井城を整備し,関東地方に勢力を誇る。月江和尚を招き,双林寺を開基。学問もよくし,文武に優れた武将。現在,双林寺にある木像は県指定の重要文化財。
鳥酔翁塚
鳥酔は上総出身の俳人。本名は白井信興。旅をよくし,白井,双林寺を訪ねて,この地の人に俳句を指導した。鳥酔死後35日忌に弟子が師の遺歯を分け合いゆかりの双林寺境内に埋め塚を建て供養した。安永8年建立。群馬県史跡に指定されている。
黒井峯遺跡
1985年(昭和60年)秋,子持中の西の畑の下から発見された約1400年前の村。榛名山二ツ岳の噴火により埋もれていた住居跡,庭,畑,あぜ道などが鮮明に発掘され,当時の人々の生活が浮き彫りにされた。その保存の良さに文化庁が超一級の折紙をつけた。
※3年生が見学を実施。
※VRソフトあり。
日出島開田
食糧不足が続いたため,日出島の人々は田を開こうと話し合いを重ねた。その結果,利根川の水をポンプでくみ上げ,水路を開くことにした。スコップ・つるはし・もっことなどで難工事の末,1952年(昭和27年)に完成し,米が作れるようになった。
太々神楽
子ろくの直松の諏訪神社に太々神楽と獅子舞。中井の大神宮様には太々神楽が保存されている。昔から両神社の例祭に郷土芸能として奉納されている。5月1日の子持神社の例祭には交代で,太々神楽を奉納している。いずれも,村の文化財に指定されている。
つなぎがや
月江和尚が双林寺を開いた時,カヤの実の数珠を持参。その一粒をまいたのがこの木と伝えられる。「開山のつなぎガヤ」と呼ばれ双林寺の七不思議の一つ。樹齢500年と推定される大木で勢いは今なお盛んである。群馬県の天然記念物に指定。
群馬用水
群馬用水は1969年(昭和44年)に完成。沼田市岩本の利根川から取水,子持村で赤城,榛名両幹線に分水。子持村をはじめ、17市町村が、榛名幹線を利用。子持村は420haの田畑が利用し,水田の米作りや野菜のビニルハウス栽培が盛んになった。
雙林寺
雙林寺は白井城主長尾景仲が建てた禅宗曹洞宗の大きな寺である。この寺に昔から伝えられている七不思議は有名である。即ち,開山の一つ拍子木・蛇頭水・千本樫・開山のつなぎガヤ・忠度桜・山門小僧とつる・底なし鏡井戸である。
※2・3年生が見学。
国道17号
1959年(昭和34年),三国トンネルが開通したことで,村を縦断する国道17号線は新潟と関東を結ぶ重要な道路になった。子持村にとっても村の発展の大動脈。関越自動車高速道路の開通に伴い,交通量は多少減少したが,その重要性は変わらない。また,1996年(平成8年〉に吾妻新橋ができ,鯉沢バイパスの一部が開通した。
団リレー
中郷小学校の運動会で最も盛りあがるのが,子持・赤城・榛名・妙義の団別リレーである。例年,全児童が3団(赤城・榛名・子持)に分かれ,各種目の演技を行い優勝を争っている。
防犯パトロール
中郷小学校の全保護者が参加・協力して,児童の下校時の安全を確保するためパトロールを行っている。重荷は,防犯が目的であるが,交通安全や通学路の危険箇所のチェックなども行っている。暑い夏の時期や寒い冬の時期は大変であるが,地道な取り組みが行われている。
こんにゃく玉
子持村にこんにゃく玉が導入されたのは1910年頃(明治の末期)。その後,栽培方法が研究,改良されて現在に至る。1974年(昭和49年),村こんにゃく生産組合が「朝日農業賞」を受け,その記念に,こんにゃくの碑を,こんにゃく火力乾燥場の庭に建立した。
※3年生がこんにゃくについて学習。